最上級


失うものは何もない。大切な物は作らないようにしたから。あの時から。

作らないようにしたのに、いつの間にか、大切な物ができてしまった。

そんな、大切なアナタがあいつの事で泣いている。ひどく居心地が悪かった。




絵を描こうと人気の無い演習場に行ったら、そこに桜色があった。

すぐにそれがあなただとわかった。アナタは泣いていた。

何故か僕も悲しくなった。

僕には感情が無いはずなのに、最近どうもおかしくなっている。


「サクラ・・・?」

「・・・サイ?」


あなたは僕に気付くと、涙を拭った。そして笑った。

それがアナタの強さ、優しさだと思った。

「どうしたんですか?」

「別にどうもしないわよ」

そんなはず無い。だって、アナタは泣いていた。

そんな笑い方、しないでほしい。見ているのも辛い。

今までの僕なら、こんな気持ちにならなかったはずだ。でも、それは君だから。

お願いだから、そんな顔をしないでほしい。

アナタにはずっと笑っていてほしい。

そんなことを思っていたら、いつの間にか体が先に動いていた。

アナタは僕の腕にすっぽりと収まっている。


「な!サイ!」

「僕は見ていません。泣きたい時は、泣いた方がいいですよ」

「・・・」


サクラは、声も出さずに泣いた。こんなにアナタを苦しめるものは、何なのですか?

僕には、何も出来ないのですか?

歯がゆさだけが僕の心を占領した。




サクラが泣きやんだようだ。罰の悪そうな顔をしている。


「大丈夫ですか?何があったんですか?」

「な、なんでもないわよ」

「教えてください。僕たち仲間じゃないですか・・・」


アナタは一瞬ためらったけど、話し始めた。


「今日はね・・・第七班が結成された日なんだ・・・よ、ね」


・・・聞かなければよかった。あいつの所為でアナタは何でそんなに苦しい思いをしているのですか?

なんで、僕のことを思ってくれないのですか?絶対僕のほうがアナタを幸せに出来るのに・・・

でも、アナタが泣き止んでくれるなら、僕は何でも、あいつを連れ帰ることもしますよ。

泣いているアナタも綺麗だけど、やっぱり笑っていてほしいですからね・・・


「・・・さっきのアナタはブスでしたけど・・・」

「なんだコラ?喧嘩売ってんのか!?」


サクラに殴られる前に僕は次の言葉を言った。


「今は、まだマシですよ」

「・・・バカ!」


・・・結局殴られてしまった。でも、アナタは笑っている。

僕も、嬉しい。


「サイ・・・。アナタ笑えるのね」


そう言ってサクラは最上級の笑顔を僕に向けた。

その笑顔が無くならない様に、もう二度と大切な物を失わないように。

いつまでも僕が守っていきたい。

最上級の笑顔をアナタに








流亜さんへ
お待たせしてしまってすいません
こんなものですいません。本当にごめんなさい!!
このようなサイトにリンクしてくださって・・・感激のあまり前が見えないのであります!
もう、これ、ゴミ箱へドラッグしてくださってかまいません!!
流亜さんから頂いた素敵絵に比べたら、月と胡麻です。(意味がわからない)
サイト運営頑張りましょうね♪
これからも、変態な水野ですが、サイト諸々仲良く宜しくお願いします。
本当に有難うございました!


パズルピース』の水野恋さまから、当サイトとの相互記念に頂きました!!やっふぅ!!
相互記念を頂けると聞いた時にはもう尋常じゃない位管理人の顔が緩みっぱなしでした、あへへ。(今もです)
しかもリク可とのことで、今とてもマイブームなサイサクを頂いてしまいました…!!
これぞサイサクですよね!!何て天邪鬼なサイvvサクラもサイの前では内なる素サクラ!!
あっは!やっべ!!サイサク最高!恋さん万歳!!(管理人がヤバイです/頭が)
ええ、もうドラッグ先はマイフォルダに決まってます!
管理人の絵が胡麻です!!おかずにもなりません(うわ)。
恋さん、ドキがムネムネな作品本当に有難うございましたーー!!!(はーい1回落ち着けー)



※水野恋さまサイトは閉鎖されました。