「んっ…」

カーテンのすき間からそっとさしこんできた光で目を覚ました。どうやらもう朝のようだ。

いつの間に眠ってしまったんだろう…。

「ふぁぁ…」

欠伸をしながらゆっくり上体を起こすと、隣で静かな寝息を立てているディアッカが目に入った。そっと頬に触れると、指
先に伝わるほのかな暖かみに、自然と頬が緩む。






  『Your Existence』






ディアッカとプラントで同棲を始めて、もう3ヶ月が経つ。

今ではプラントは一国家として地球に認められ、ナチュラルもコーディネーターも自由に往来を行き来している。

世界も平和になったものだ。

本当に、ディアッカがいなければ、あんな戦争があったなんて夢のようだ。

『…でも、あの時はまさかコイツとこんなふうになるなんて、思ってもみなかったわよねぇ…』
 
そんな事を考えていると、何となく笑ってしまった。


 ふと時計を見ると、もう6時半だ。

『そろそろ起きなくちゃ…』
 
そう思って、投げ捨ててあったブラウスに腕を通し、ベッドを離れようとした、その時。

「…!!」

 いきなり後ろから伸びてきた腕に、腰を抱き留められた。

「ちょっ…!?ディアッカ…!!」

「おはよ、ミリィ……愛してる…」

「な、何よ、いきなり……………私も……」
 
そう言うと、更に強く抱きしめれた。腕から伝わってくる体温が暖かい。




 貴方がいるだけで、暖かい。

 貴方がいるだけで、私は幸せ。
 
ずっと、貴方の側にいたい。
 
ずっと、貴方にいてほしい。



――大切な大切な、貴方という存在――





           END





………っ!!(震)萌え!!(叫)
落花生』の管理人様で、友人の乙真実様から管理人の誕生日プレゼントに頂いたディアミリSSSです!!
アップが遅れて済みませんでした…(汗)。
にしても、こんなに短い文章でこんなに萌えを表せるなんて凄いです。
非ノーマル書きの乙様にノーマル文と、更に甘々新婚小説とまで言った
管理人のわがままに、こんな素敵文で応えて下さって有難うございました!!


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 尚、
こちらのサイトは当サイトとはジャンルが異なりますので、訪問の際には失礼のないようお願い致します。