私は今日も前へは進めずにいて、

  どんなに明るく振舞っても、空しさは後から後から付いてくる。

  時々こうして振り解けない空しさにじっと耐えていると、

  いつの日からかあいつは決まって私の傍に来て、

  何も言わずにただ背と背を繋げて腰を下ろす。

  私を支える丈夫な壁というよりは寧ろ、

  私に小さな重みを与える大きな背中。

  けれどその感覚はまるで

  一人じゃないと私を励ますようで

  支える私にも何かのチカラになれるのだと教えてくれているようで

  伝わる重みがあまりに心地よくて

  伝わる温かみに泣きそうになる。

  沸きあがる感情を押さえ込むために

  何度も繰り返すやりとりがある。

  本当はもっと言わなければいけないことがあるけれど、

  本当はもっと言いたいことがあるけれど、

  今はまだ、もう少しだけこのままで…。


   “…重いんだけど…”  

   “…うん、そっか…”



  ──ありがとう、大好き──




 <06,02,16>

 …絵?小説?んー……絵(苦笑)。
 最初は絵で、音楽聴きながら頁作っていたらなんだか文章も思いついたので
 ちょっと調子に乗ってみました(笑)。
 30題の絵ってAA時代の多いですよね…(汗)。
 堂々とディアミリしてられるから?(笑)
 着色はいつもとは違うやり方で。色鉛筆とコピックです。
 この塗り方は楽できるから好きですvv(笑)